たのしい万葉集(Tanoshii Manyoshu)
万葉集は日本でもっとも古い歌集です
Manyoshu is the oldest anthology of Japanese poetry.

万葉集とは(about Manyoshu)

万葉集は、日本でもっとも古い歌集で、奈良時代の終わり頃にできたと考えられています。全部で20巻、およそ4,540首あり、平城(へいぜ い)天皇の勅撰(ちょくせん)とも、大伴家持(おおとものやかもち)の私撰(しせん)ともいわれています。でも、誰が・何のために・どのようにして編纂 (へんさん)したかは、はっきりとはしていません。

万葉集は最初から20巻あったのではなくて、もともと巻1巻2の内容があって、これらにいろいろな歌集や歌の資料をもとに増えていったと考えられています。

歌は舒明(じょめい)天皇(600年くらい)から大伴家持(759年)までのものが収録されています。第一巻の最初の歌は、雄略(ゆうりゃく)天皇の歌と言われています。また、第二十巻の最後の歌は、大伴家持の歌です。

What is Manyoshu?

Manyoshu is thought to be the oldest surviving anthology of Japanese poetry. It consists over 4,500 poems in 20 volumes(books).”Man” means “ten-thousand”, “yo” means “leaves( of words)”, and “shu” means “compilation”.

20 books were not compiled at the same time. It is thought that few books of “Manyoshu” were compiled at first and all books were finally compiled in Nara period(710-794) by “Otomo no Yakamochi”. He was the governor and famous for his poems which are appeared in Manyoshu.

It has wide variety of poems, not only poems related to the imperial court but peasants’ poems, soldiers’ poems, and other anonymous people’s poems. Flowers, animals, people and nature in ancient Japan are included in Manyoshu poetries. We can see a lot of ancient Japanese people’s life.

歌の読み仮名などの研究について

万葉集は、万葉仮名(まんようがな)で書かれていますが、平安時代にはもう何と読んだら良いかわかりにくくなってしまっていたようです。そのため、万葉集をどう読むかをいろいろな人が研究し、訓点(くんてん=読みがな、のこと)をつけました。

古点 : 天暦5年(951)に村上天皇の命令でつけられた訓点
次点 : 平安時代から鎌倉時代にかけて藤原道長らがつけた訓点
新点 : 鎌倉時代に仙覚(せんがく)がつけた訓点。この時にすべての歌にかながつけられました。

- テキストデータ・参考資料

このホームページで掲載しているテキストの内、「原文」および「読み」のテキストデータは、山口大学の吉村誠先生が公開されている万葉集テキストを先生の許可を得て利用させていただいています。参考資料などは[ 参考資料 ]のページにリストしています。

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