第八巻 : 我が背子をいつぞ今かと待つなへに
2003年10月12日(日)更新
原文: 我背兒乎 何時曽且今登 待苗尓 於毛也者将見 秋風吹
作者: 藤原宇合(ふじはらのうまかひ)
よみ: 我(わ)が背子(せこ)を、いつぞ今かと、待つなへに、面(おも)やは見えむ、秋の風吹く
意味: あの方が、いついらっしゃるのかと待っていると、秋の風(かぜ)が吹いてきました。お目にかかれるのでしょうか。
風が吹くと、待っている人が現れると考えられていたようですね。
第八巻