第八巻 : 我が宿の一群萩を思ふ子に

平成11年8月8日(日)更新


原文: 吾屋戸乃 一村芽子乎 念兒尓 不令見殆 令散都類香聞

作者: 大伴家持(おおとものやかもち)

よみ: 我が宿(やど)の、一群(ひとむら)を、思ふ子に、見せずほとほと、散らしつるかも

意味: 私の庭に咲いている、一群のを、いとしいあの娘に見せないうちに、もう少しで散らせてしまうところでした。

大伴家持(おおとものやかもち)がいとしく思っているという娘さんは、日置長枝娘子(へきのながえのおとめ)という方です。

撮影 by きょう

第八巻