原文

香山尓 雲位桁曵 於保々思久 相見子等乎 後戀牟鴨

作者

柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より

よみ

香具山(かぐやま)に、雲居(くもゐ)たなびき、おほほしく、相(あひ)見し子らを、後(のち)恋(こ)ひむかも

香具山 撮影(1998) by きょう

意味

香具山(かぐやま)雲(くも)がたなびいているようにぼんやりと、見かけたあの娘さんを、あとで恋しく想ってしまうのでしょうね。。

補足

「おほほしく」は、はっきりとしない様子を表します。

更新日: 2010年12月26日(日)