香山尓 雲位桁曵 於保々思久 相見子等乎 後戀牟鴨
柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より
香具山(かぐやま)に、雲居(くもゐ)たなびき、おほほしく、相(あひ)見し子らを、後(のち)恋(こ)ひむかも
香具山(かぐやま)に雲(くも)がたなびいているようにぼんやりと、見かけたあの娘さんを、あとで恋しく想ってしまうのでしょうね。。
「おほほしく」は、はっきりとしない様子を表します。