雲谷 灼發 意追 見乍居 及直相
柿本人麻呂歌集より
雲だにも、しるくし立たば、慰(なぐさ)めて、見つつも居(を)らむ、直(ただ)に逢(あ)ふまでに
雲だけだもはっきりと見えるように立ってくれたら、それを眺めてなぐさめておりましょう。じかにお逢いできるまでは。