第11巻 : 我がゆゑに言はれし妹は高山の
2003年11月16日(日)更新
原文: 我故 所云妹 高山之 峯朝霧 過兼鴨
作者: 柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より
よみ: 我(わ)がゆゑに、言(い)はれし妹(いも)は、高山(たかやま)の、嶺(みね)の朝霧(あさぎり)、過(す)ぎにけむかも
意味: 私のせいで、人に噂(うわさ)されたあの人(女性)は、まるで高山(たかやま)の嶺(みね)の朝霧(あさぎり)が消えて行くように、あきらめてしまったのでしょうか。
第11巻