第十一巻 : 三日月のさやにも見えず雲隠り
2007年10月14日(日)更新 |
原文: 若月 清不見 雲隠 見欲 宇多手比日 作者: 柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より よみ: 三日月の、さやにも見えず、雲(くも)隠(がく)り、見まくぞ欲しき、うたてこのころ |
意味: 三日月がぼんやりとしか見えないで雲に隠れているようなあなたなので、(あなたに)逢いたくて仕方がありません。いつもと違って、このころの私。。。 「うたて」は、いつもと違って普通じゃない、というような意味です。 |