第11巻 : 水底に生ふる玉藻のうち靡き

2005年03月13日(日)更新


原文: 水底 生玉藻 打靡 心依 戀比日

作者: 柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より

よみ: 水底(みなそこ)に、生(お)ふる玉藻(たまも)の、うち靡(なび)き、心は寄(よ)りて、恋(こ)ふるこのころ

意味: 水の底にはえている藻(も)が波に揺(ゆ)れるように、私の心はゆれて恋しているこの頃です。

玉藻(たまも)」は「美しい藻(も)」の意味です。

撮影(2005) by きょう

第11巻