第11巻 : 天雲に翼打ちつけて飛ぶ鶴の
2002年7月7日(日)更新 |
原文: 天雲尓 翼打附而 飛鶴乃 多頭々々思鴨 君不座者 作者: 柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より よみ: 天雲(あまくも)に、翼(はね)打ちつけて、飛ぶ鶴(たづ)の、たづたづしかも、君しまさねば |
意味: 天雲(あまくも)に翼(はね)を打ちつけて飛んでいってしまう鶴(つる)のように、あなた様がいらっしゃらないので、とても不安です。 「天雲(あまくも)に翼(はね)打ちつけて飛ぶ鶴(たづ)の」で「たづたづし」を導いています。 「たづたづし」は、心もとない、不安な、という意味です。 |