笠無登 人尓者言手 雨乍見 留之君我 容儀志所念
不明
笠(かさ)なしと、人には言ひて、雨(あま)障(つつ)み、留(と)まりし君が、姿(すがた)し思ほゆ
「笠(かさ)がなくって」と、人には言って、雨宿りをして泊まっていらしたあなた様の姿が思い出されます。
「雨(あま)障(つつ)み」は、雨に降られるのを避けて家に閉じこもることをいいます。