原文
妹門 去過不勝都 久方乃 雨毛零奴可 其乎因将為
作者
不明
よみ
妹(いも)が門(かど)、行(ゆ)き過ぎかねつ、ひさかたの、雨(あめ)も降らぬか、そをよしにせむ
意味
あの娘の家の前、通り過ぎなんてできません。雨(あめ)でも降ってはくれないでしょうか。そうしたら、それを理由にできるのに。
「ひさかたの」は、雨(あめ)を導く枕詞(まくらことば)です。
補足
「物に寄せて思ひを陳ぶる(歌)」のひとつです。
妹門 去過不勝都 久方乃 雨毛零奴可 其乎因将為
不明
妹(いも)が門(かど)、行(ゆ)き過ぎかねつ、ひさかたの、雨(あめ)も降らぬか、そをよしにせむ
あの娘の家の前、通り過ぎなんてできません。雨(あめ)でも降ってはくれないでしょうか。そうしたら、それを理由にできるのに。
「ひさかたの」は、雨(あめ)を導く枕詞(まくらことば)です。
「物に寄せて思ひを陳ぶる(歌)」のひとつです。