旭時等 鶏鳴成 縦恵也思 獨宿夜者 開者雖明
不明
暁(あかとき)と、鶏(かけ)は鳴くなり、よしゑやし、ひとり寝る夜は、明けば明けぬとも
「夜が明けるよ~」と鶏(にわとり)が鳴いています。(もう)どうとでもなるといい。一人きりで寝る夜が明けるなら明けるならで。
暁(あかとき): 夜半過ぎから明け方までのことです。
「物に寄せて思ひを陳(の)ぶる歌」のひとつです。