第四巻 : 娘子らが袖布留山の瑞垣の
2008年11月02日(日)更新
原文: 未通女等之 袖振山乃 水垣之 久時従 憶寸吾者
作者: 柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)
よみ: 娘子(をとめ)らが、袖(そで)布留山(ふるやま)の、瑞垣(みづかき)の、久(ひさ)しき時(とき)ゆ、思(おも)ひき我(わ)れは
意味: (少女が袖を振る、)布留山(ふるやま)の瑞垣(みづかき)のように、ずっ~と昔から、あなたのことを思っていました。
袖を振るから、布留山(ふるやま)を導いています。布留山(ふるやま)は、石神(いそのかみ)を指しています。
瑞垣(みづかき)は、神社の垣根を言いますが、この歌では神代(かみよ)ほどの昔から、ということを言っているのでしょうね。
第四巻