第四巻 : 朝霧のおほに相見し人故に

平成11年4月4日(日)更新


原文: 朝霧之 欝相見之 人故尓 命可死 戀渡鴨

作者: 笠女郎(かさのいらつめ)

よみ: 朝霧の、おほに相(あひ)見し、人故(ゆゑ)に、命死ぬべく、恋ひわたるかも

意味: 朝霧の中で見たように、ぼんやりと見た人なのに、死ぬほどに恋しています。

笠女郎(かさのいらつめ)が大伴家持(おおとものやかもち)に贈った歌、24首のうちの一つです。


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