第四巻 : 白雲のたなびく山の高々に

平成11年1月24日(日)更新


原文: 白雲之 多奈引山之 高々二 吾念妹乎 将見因毛我母

作者: 大伴田村大嬢(おおとものたむらのおおいらつめ)

よみ: 白雲の、たなびく山の、高々(たかだか)に、我が思ふ妹(いも)を、見むよしもがも

意味: 白雲がたなびいているのように高々に(会いたいと待ち望んでいる)あなたに、お会いできるチャンスはないものかしら。

「高々(たかだか)に」は、待ち望んでいる様子を表す言葉です。

大伴田村大嬢(おおとものたむらのおおいらつめ)が、妹の坂上大嬢(さかのうえのいらつめ)に贈った歌4首のうちの一つです。


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