第十四巻 : 筑波嶺の嶺ろに霞居過ぎかてに

2008年06月15日(日)更新


原文: 筑波祢乃 祢呂尓可須美為 須宜可提尓 伊伎豆久伎美乎 為祢弖夜良佐祢

作者: 不明

よみ: 筑波嶺(つくはね)の、嶺(ね)ろに霞居(かすみゐ)、過ぎかてに、息づく君を、率(ゐ)寝て遣(や)らさね

意味: 筑波(つくば)の山の嶺(みね)に霞(かすみ)がただよっているように、ここを過ぎてゆけないでいるあの方を、誘って寝てお帰りいただいたら?!

筑波山 撮影(2004.05) by きょう

第14巻