第十四巻 : 足柄の安伎奈の山に引こ船の
2008年03月30日(日)更新 |
原文: 阿之我里乃 安伎奈乃夜麻尓 比古布祢乃 斯利比可志母與 許己波故賀多尓 作者: 不明 よみ: 足柄(あしがり)の、安伎奈(あきな)の山に、引こ船の、後(しり)引かしもよ、ここばこがたに |
意味: 足柄(あしがり)の安伎奈(あきな)の山の木で作った船(の船尾)を引かれてゆくように、後ろ髪をひかれる、こんなにも。あの娘のことで。 「安伎奈(あきな)の山」が現在のどの山にあたるのかは、はっきりとしていないようです。 |