可是能等能 登抱吉和伎母賀 吉西斯伎奴 多母登乃久太利 麻欲比伎尓家利
不明
風(かぜ)の音(と)の、遠き我妹(わぎも)が、着せし衣(きぬ)、手本(たもと)のくだり、まよひ来にけり
(風(かぜ)の音にしか聞こえないような)遠くにいる私の妻が着せてくれた衣の袖のあたりが痛んできました。
「風(かぜ)の音(と)の」は「遠き」を導く枕詞として使われています。