第十四巻 : やなぎこそ伐れば生えすれ

平成九年五月十一日(日)更新

生命力にあふれた柳とはかない人の命を比べて、恋の恨み言を詠んだ歌でしょう。

原文: 楊奈疑許曽 伎礼波伴要須礼 余能比等乃 古非尓思奈武乎 伊可尓世余等曽

作者:不明

よみ: やなぎこそ伐れば生えすれ世の人の恋に死なむをいかにせよとぞ

意味: 柳は切ってもまた生えてはくるけれども、恋に死にそうな私にどうしろとおっしゃるのですか。。。。。

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