原文

於毛可多能 和須礼牟之太波 於抱野呂尓 多奈婢久君母乎 見都追思努波牟

作者

不明

よみ

面形(おもかた)の、忘れむしだは、大野(おほの)ろに、たなびく雲(くも)を、見つつ偲(しの)はむ

意味

雲 撮影 by きょう

お顔を忘れてしまったときは、野にたなびく雲(くも)を見て、あなたのことを偲(しの)びましょう。

補足

「東歌(あずまうた:古代の東国の歌)」のひとつです。「忘れむしだ」の「~しだ」は東国の言葉で、「~の時(とき)」という意味です。

更新日: 2016年07月17日(日)