第七巻 : 山の端にいさよふ月を出でむかと
2007年09月30日(日)更新
原文: 山末尓 不知夜歴月乎 将出香登 待乍居尓 夜曽降家類
作者: 不明
よみ: 山の端(は)に、いさよふ月(つき)を、出でむかと、待ちつつ居(を)るに、夜(よ)ぞ更(ふ)けにける
意味: 山の端になかなか出てくれない月(つき)を今か今かと待っているうちに夜が更けてしまいました。
山の端(は)は、山と空との境界線のことです。
第七巻