第七巻 : 我妹子が赤裳の裾のひづちなむ
2000年10月1日(日)更新 |
原文: 吾妹子之 赤裳裙之 将染■(泥/土) 今日之■■(雨/沐)尓 吾共所沾名 作者: 不明 よみ: 我妹子(わぎもこ)が、赤裳(あかも)の裾(すそ)の、ひづちなむ、今日(けふ)の小雨(こさめ)に、我(わ)れさへ濡(ぬ)れな |
意味: 私の妻の赤い裳(も)のすそを濡らしていだろう今日の小雨(こさめ)に、私も濡れよう。 「裳(も)」は、当時の女性のスカートのような衣のことです。この人は奥さんと遠く離れたところで雨に濡れているのでしょうね。 |