佐保川尓 小驟千鳥 夜三更而 尓音聞者 宿不難尓
不明
佐保川(さほがわ)に、騒(さわ)ける千鳥(ちどり)、さ夜(よ)更(ふ)けて、汝(な)が声聞けば、寐(い)ねかてなくに
佐保川(さほがわ)で騒いでいる千鳥(ちどり)。夜が更けて君の声を聞いているとなかなか眠りにつけません。
この歌(を含む複数の歌)の題詞には「鳥を詠(よ)む」とあります。