第七巻 : 我妹子がやどの秋萩花よりは

平成10年10月4日(日)更新


原文: 吾妹子之 屋前之秋芽子 自花者 實成而許曽 戀益家礼聞

作者:不明

よみ: 我妹子(わぎもこ)が、やどの秋萩、花よりは、実になりてこそ、恋ひまさりけれ

意味: あの娘の家のは、花のときよりも実になってからのほうが、いっそう恋しくなってしまいました。

の花に託して詠んだ歌です。「あの娘に逢うことができてから、いっそう恋しくなってしまいました。」というような意味です。


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