三空徃 月讀壮士 夕不去 目庭雖見 因縁毛無
不明
み空(そら)行く、月読壮士(つくよみをとこ)、夕(ゆふ)さらず、目には見れども、寄るよしもなし
空(そら)を行く月読壮士(つくよみをとこ)は、夕にはいつも目に見えるけど、近づくすべもありません。
「月読壮士(つくよみをとこ)」は月(つき)を男性の神にたとえた言葉です。この歌では、あこがれの男性のことを指していると思われます。
この歌の題詞には「月(つき)に寄せる」とあります。