原文
三幣帛取 神之祝我 鎮齋杉原 燎木伐 殆之國 手斧所取奴
作者
不明
よみ
御幣(みぬさ)取り、三輪の祝(はふり)が、斎(いは)ふ杉原、薪(たきぎ)伐(こ)り、ほとほとしくに、手斧(てをの)取らえぬ
意味
御幣(みぬさ)を手に取って、三輪の神官が神様を祭る杉の原で、薪取りをしてして、あやうく手斧を取り上げられてしまうところでした。
近寄ってはいけない女性に言い寄ってあやうくひどい目にあうところだった、という意味の歌と考えられています。
補足
御幣(みぬさ)は、神様に捧げるもののことです。