第七巻 : 我が背子をいづち行かめとさき竹の

平成10年3月8日(日)更新


原文: 吾背子乎 何處行目跡 辟竹之 背向尓宿之久 今思悔裳

作者:不明

よみ: 我が背子を、いづち行かめと、さき竹の、そがひに寝しく、今し悔(くや)しも

意味: 私の夫はどこにも行ったりしないわと、二つに割ったのように背中合わせに寝たことが、今になって悔やまれることです。

旦那さんが亡くなったのを悲しんで詠んだ歌です。


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