平成10年7月12日(日)更新
作者:不明
意味: 昨日、船出をして、今日は比治奇(ひぢき)の灘(なだ)まで来ましたねぇ。
天平2年11月、大伴旅人(おおとものたびと)が大納言に任命されて京に行く際に、従者の一人が詠んだ歌です。作者の名前などは分かっていません。
比治奇(ひぢき)の灘(なだ)についてはいくつか説があるようですが、瀬戸内の何処かなのでしょうね。
「鯨魚(いさな)取り」は、灘を導く枕詞として使われています。
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