第十七巻 : ま幸くと言ひてしものを白雲に

平成11年8月22日(日)更新


原文: 麻佐吉久登 伊比■(氏+一)之物能乎 白雲尓 多知多奈妣久登 伎氣婆可奈思物

作者: 大伴家持(おおとものやかもち)

よみ: ま幸(さき)くと、言ひてしものを、白に、立ちたなびくと、聞けば悲しも

意味: 無事でいてほしいと言ったのに、白いになってたなびいているのだと聞くと悲しい。。。。

大伴家持(おおとものやかもち)の弟さんの大伴書持(おおとものふみもち)が亡くなったのを悲しんで詠んだ歌の一つです。奈良の佐保山で火葬にされたので、白いとなってたなびいている、といわれたのですね。


第十七巻