第六巻 : 月立ちてただ三日月の眉根掻き

平成9年11月16日(日)更新

原文: 月立而 直三日月之 眉根掻 氣長戀之 君尓相有鴨

作者: 坂上郎女(さかのうえのいらつめ)

よみ: 月立ちてただ三日月の眉根掻き日長く恋ひし君に逢へるかも

意味: がまた生まれて出てくる時の、三日月のような私の眉(まゆ)を掻(か)いたからでしょうね。長くお会いできなかった恋しいあなたに会えたんですもの。

眉(まゆ)を掻(か)くと、人に会えるという迷信があったそうです。

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