2010年01月03日(日)更新
作者: 不明
よみ: 耳成(みみなし)の、池し恨めし、我妹子(わぎもこ)が、来つつ潜(かづ)かば、水は涸れなむ
意味: 耳成山の池が恨めしい。あの娘が水に沈んだら、枯れてくれれば良かったのに。(そうしたら、あの娘は死ななくてすんだのに)
昔々、三人の男たちが一人の娘を好きになり、求婚しましたが、その娘は、思い悩んだ末に池に身を投げたそうです。その三人の男たちが、嘆き悲しんで詠んだ歌(三首)の一つです。詳しくは恋の歌を参照ください。
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