第十六巻 : はだすすき穂にはな出でそ

2002年8月11日(日)更新


原文: 者田為々寸 穂庭莫出 思而有 情者所知 我藻将依

作者: 不明

よみ: はだすすき、穂にはな出(い)でそ、思ひたる、心は知らゆ、我れも寄りなむ

意味: 目立つまいと思っていた気持ちはもう知られてしまったので、私もおじいさん(竹取翁(たけとりのおきな)のこと)の言うことに賛成しましょう。

竹取翁(たけとりのおきな)が詠んだ歌への返歌です。

はだすすき」は「穂に出ず」を導く枕詞です。

具満タンより

第十巻