第十六巻 : 夕立の雨うち降れば春日野の

2005年12月04日(日)更新


原文: 暮立之 雨打零者 春日野之 草花之末乃 白露於母保遊

作者: 小鯛王(おたいのおおきみ)

よみ: 夕立(ゆふだち)の、雨(あめ)うち降(ふ)れば、春日野(かすがの)の、尾花(をばな)が末(うれ)の、白露(しらつゆ)思(おも)ほゆ

意味: 夕立の雨(あめ)がしばらく降ると尾花(をばな)の先の白露(しらつゆ)を思い起こします。

「末(うれ)」は、樹木の枝先や草の葉の先などのことを言います。

撮影(2005.11) by きょう

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