2006年07月30日(日)更新 |
原文: ■(くさかんむり+日+ヒ)莢尓 延於保登礼流 屎葛 絶事無 宮将為作者: 高宮王(たかみやのおおきみ) よみ: さう莢(けふ)に、延(は)ひおほとれる屎葛(くそかずら)、絶ゆることなく宮仕へせむ |
意味: さう莢(けふ)にまとわりついている生い茂っている屎葛(くそかずら)のように、強くたくましく、いつまでも宮仕えをしたいものです。 「さう莢(けふ)」はジャケツイバラのことです。これに、屎葛(くそかずら)が絡み付いているというのです。「絶ゆることなく宮仕へせむ」というのは、宮廷を称えるときによく使われる常套句(じょうとうく)だそうです。これと、屎葛(くそかずら)とのアンバランスがかえって効いていますね。 |
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