平成11年11月7日(日)更新
作者: 不明
意味: 粉潟(こがた)の海に潜(もぐ)る鳥が、玉をもぐって捕ってきたら、それを私の玉にしましょう。
「粉潟(こがた)の海」がどこかは不明です。越の国の海(日本海)のどこかと考えられています。また、秋田県の八郎潟ではないかとの説(「万葉集さいはての歌」吉田金彦著)もあるそうです。昔、八郎潟は「小潟」と呼ばれていたのだそうですよ。
「玉(たま)」は、霊的なものを言うようですが、ここでは、おそらく海の神さまの霊力がついた丸いものと考えられます。「真珠」なのかもしれませんね。
第十六巻