第十巻 : いにしへの人の植ゑけむ杉が枝に
2004年01月11日(日)更新
原文: 古 人之殖兼 杉枝 霞霏■ 春者来良之
作者: 柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より
よみ: いにしへの、人の植(う)ゑけむ、杉(すぎ)が枝(え)に、霞(かすみ)たなびく、春は来(き)ぬらし
意味: 昔の人が植えたでしょう、その杉(すぎ)の枝(えだ)に霞(かすみ)がたなびいています。春が来たのでしょう。
第十巻