第十巻 : 我が待ちし秋萩咲きぬ今だにも

2007年06月24日(日)更新


原文: 吾等待之 白芽子開奴 今谷毛 尓寶比尓徃奈 越方人邇

作者: 柿本朝臣人麻呂之歌集より

よみ: 我(わ)が待ちし、秋萩(あきはぎ)咲きぬ、今だにも、にほひに行かな、彼方人(をちかたひと)に

意味: 私が待っていた秋萩(あきはぎ)が咲きました。いますぐ川向こうのあの方に逢って触れたい。

七夕の歌のひとつです。つまり、天の川の向こうの人に早く逢いたい気持ちを詠んだ歌ですね。

萩の花 撮影(2006.06) by きょう

第十巻