万世 可照月毛 雲隠 苦物叙 将相登雖念
柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より
万代(よろづよ)に、照るべき月(つき)も、雲隠(くもがく)り、苦しきものぞ、逢はむと思へど
いついつまでも照るはずの月(つき)も雲(くも)に隠れてしまって、苦しいことです。逢いたいと思うのに。
七夕の歌のひとつです。