第十巻 : 白雲の五百重に隠り遠くとも
2003年10月5日(日)更新
原文: 白雲 五百遍隠 雖遠 夜不去将見 妹當者
作者: 柿本人麻呂(かきのものとのひとまろ)歌集より
よみ: 白雲(しらくも)の、五百重(いほへ)に隠(かく)り、遠くとも、宵(よひ)さらず見む、妹(いも)があたりは
意味: 白い雲(くも)が、幾重(いくえ)にも重なっていて見えなくても、夜毎に見ましょう、妻が住んでいる方を。
第十巻