第十巻 : 天の川楫の音聞こゆ彦星と

平成11年7月11日(日)更新


原文: 天漢 梶音聞 孫星 与織女 今夕相霜

作者: 柿本人麻呂歌集より

よみ: 天の川、楫(かぢ)の音聞こゆ、彦星(ひこほし)と織女(たなばたつめ)と、今夜(こよひ)逢ふらしも

意味: 天の川にかじの音が聞こえます。彦星(ひこほし)と織女(たなばたつめ)は、今夜逢うようです。

今夜は七夕(たなばた)の夜なんですね。楫(かじ)を漕いでいるのは彦星(ひこぼし)です。彦星(ひこぼし)が天の川を舟で渡って織姫星(おりひめぼし)に逢いにゆくのですね。

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第十巻