第十巻 : 真葛原靡く秋風吹くごとに
2008年09月14日(日)更新
原文: 真葛原 名引秋風 毎吹 阿太乃大野之 芽子花散
作者: 不明
よみ: 真葛原(まくずはら)、靡(なび)く秋風、吹くごとに、阿太(あだ)の大野の、萩(はぎ)の花散る
意味: 葛(くず)の原をなびかせる秋風が吹くたびに、阿太(あだ)の荒れ野の萩(はぎ)の花が散ります。
「阿太(あだ)」は、現在の奈良県五條市と考えられています。
第十巻