原文

沙額田乃 野邊乃秋芽子 時有者 今盛有 折而将挿頭

作者

不明

よみ

沙額田(さぬかた)の、野辺(のへ)の秋萩(あきはぎ)、時なれば、今盛りなり、折りてかざさむ

意味

萩 撮影(2107) by きょう

沙額田(さぬかた)の野辺の秋萩(あきはぎ)は、花の時期なので、今を盛りと咲いています。折って髪飾りにしましょう。

「沙額田(さぬかた)」の「沙」は接頭語とされ、「額田」は現在の奈良県大和郡山市額田部北町および額田部南町の一体とされています。

補足

「花を詠む」歌の一つです。

更新日: 2018年11月18日(日)