第十巻 : 手に取れば袖さへにほふをみなへ

平成9年9月21日(日)更新

原文: 手取者 袖并丹覆 美人部師 此白露尓 散巻惜

作者: 不明

よみ: 手に取れば袖さへにほふ、をみなへし、この白露に散らまく惜しも

意味: 手に取ると袖まで美しく染まりそうな女郎花(おみなえし)が、この白露に散ってしまうのが惜しいことです。
にほふ、とは「美しい色に染まる」とか「あざやかに色づく」といような意味です。

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