第十巻 : 娘女らに行相の早稲を
2009年09月13日(日)更新
原文: ■嬬等尓 行相乃速稲乎 苅時 成来下 芽子花咲
作者: 不明
よみ: 娘女(をとめ)らに、行相(ゆきあひ)の早稲(わせ)を、刈(か)る時に、なりにけらしも、萩(はぎ)の花咲く
意味: 早稲(わせ)を刈る季節になったようですね。萩(はぎ)の花が咲いています。
「娘女(をとめ)らに行相(ゆきあひ)の」は「娘さんたちに行き逢う」のイメージを思い起こさせながら、「季節の変わり目」を意味する「行相(ゆきあひ)」を導いています。
第十巻