秋芽子 戀不盡跡 雖念 思恵也安多良思 又将相八方
不明
秋萩(あきはぎ)に、恋(こひ)尽(つく)さじと、思へども、しゑやあたらし、またも逢はめやも
秋萩(あきはぎ)を長く深く愛でていたいと思うのですが、あぁ、惜しいことにもう散ってしまいます。また見ることはないのでしょうね。
「しゑや」は、ここではあきらめの言葉と思われます。「あたらし」は、ここでは惜しい、というような意味です。