第十巻 : 大夫の心はなしに秋萩の
2008年09月17日(日)更新
原文: 大夫之 心者無而 秋芽子之 戀耳八方 奈積而有南
作者: 不明
よみ: 大夫(ますらを)の、心はなしに、秋萩(あきはぎ)の、恋(こひ)のみにやも、なづみてありなむ
意味: 大人の男としてのしっかりした心持ちも無いのに、秋萩(あきはぎ)にこだわって恋していていいものでしょうか。
「秋の雑歌(ぞうか)」のうち、「花を詠む」として載(の)せられた歌のひとつです。
第十巻