原文
山邊尓 射去薩雄者 雖大有 山尓文野尓文 沙小壮鹿鳴母
作者
不明
よみ
山の辺(へ)に い行くさつ男(を)は 多かれど 山にも野にも さを鹿(しか) 鳴くも
意味
山辺に(狩に)行く猟師は多くても、(それでも)山や野で雄鹿が(妻を呼んで)鳴いています。
- rough meaning: Although there are many hunters who go to the mountains to hunt, the male deers are calling for the wife(female deer) in the mountains and fields.
補足
・「鹿(しか)の鳴(ね)を詠む」と題された歌のひとつです。