我門尓 禁田乎見者 沙穂内之 秋芽子為酢寸 所念鴨
不明
我が門(かど)に、守(も)る田を見れば、佐保(さほ)の内の、秋萩 すすき、思ほゆるかも
私の家の前で守っている田を見ていると、佐保の秋萩やすすきのことを思い起こします。
秋雑歌(あきのぞうか)のひとつです。この歌を含む2219番歌の題詞には、「水田(こなた)を詠む」とあります。