無心 秋月夜之 物念跡 寐不所宿 照乍本名
不明
心なき、秋の月夜(つくよ)の、物思(ものも)ふと、寐(い)の寝らえぬに、照りつつもとな
思いやりのない秋の月夜が、物思いでなかなか寝つかれないのに、明るく照っていることです。
「寐(い)」は眠ることです。
「月を詠む」の歌の一つです。