第十巻 : 恋ひつつも稲葉かき別け家居れば
2008年10月26日(日)更新
原文: 戀乍裳 稲葉掻別 家居者 乏不有 秋之暮風
作者: 不明
よみ: 恋ひつつも、稲葉(いなば)かき別け、家居(を)れば、乏しくもあらず、秋の夕風(ゆふかぜ)
意味: (家のことを)恋い慕いながら、稲葉(いなば)をかき分けて小屋に居ると、秋の夕風(ゆふかぜ)が強く吹いています。
当時は、稲刈りの時期には自宅から離れて、田の近くに小屋を建てて住んだそうです。
第十巻